Helpers lab USB マルチメータ

PCソフトの説明書

V1.00.44

0.0

日本語への翻訳貢献者:AndroPlusさん。

0.1 バージョンと更新履歴

ソメフトウェア/ファームウェア/ハードウェアは予告なく変化することがあります。最新版のソフトウェア/ファームウェア/ハードウェアでの変更が、このマニュアルに反映されていない場合があります。

0.2 変更履歴

V1.00.44 20200815

  1. 負荷モジュールの説明を追加しました。

1.0 メータとの接続

まず、マイクロUSBのケーブルで、メータをPCに接続します。

ソフトを実行すると、以下の画面が表示されます。

ConnectToTheDevice

左のリストに、接続可能なメータが表示されます。

RenameTheDevice

メータの名前をクリックすると名前を変更できます。複数のメータがある場合、メータを区別しやすくなります。

メータ名をダブルクリックすると以下のような画面になります:

OpenedDevice

機能を一つ一つご紹介します。

2.0 基本(データ記録)

DataLoggingPanel

2.0.0 新規作成

新規作成をクリックすると、新しい記録を作成できます。

2.0.1 サンプルレート

スクロールバーを動かしてサンプルレートを設定します。範囲は0.2-1000spsです。

BasicSampleRate

2.0.2 自動開始・停止

開始ボタンをクリックしても記録はすぐには始まりません。プログラムは電流が開始電流以上に上がることを待って、記録を始めます。記録をすぐに始めたい場合は、開始電流をゼロにしてください。

記録の実行中に、電流が停止電流以下に落ち込んだ時、記録を自動で停止します。停止電流をゼロにすると、自動では止まらなくなります。

瞬間的に電流が落ちたとき記録が誤停止されることを防ぐため、停止確認時間を設定してください。設定した時間中に指定された停止電流以下になった時だけ記録を自動停止します。AutoStartStop

2.0.3 記録アイテム

の下の選択肢で、グラフ上での記録アイテムの色を変更できます。

記録の下のチェックボックスで、そのアイテムを記録するか選びます。

表示の下のチェックボックスで、そのアイテムをグラフに表示するか選びます。

スケール→0の下のチェックボックスで、項目を0に対して相対的にグラフ化するかどうかを指定します。(グラフの下限を強制的に0にします)

RecordItem

2.0.4 ファイル操作

保存をクリックすると、この記録をファイルに保存できます。

開くをクリックすると、保存済みの記録を読み込みできます。

エクスポートをクリックすると、この記録をCSVやBMPなどのファイルにエクスポートできます。

2.0.5 一般的な記録の流れ

  1. 新しい作成をクリックします。
  2. サンプルレート開始電流停止電流などのパラメータを設定します。
  3. 緑色のスタートボタンクリックします。
  4. 自動か手動停止した後、グラフで分析/保存/エクスポートします。

2.0.6 グラフエリア

グラフの一つの点をクリックすると、その点の詳細が表示されます。

ドラッグすると、グラフを移動できます。

ホイールスクロールでグラフの一部を拡大・縮小できます。

Graph Area

2.1 VBUSオシロスコープ

VBUS オシロパネルで、VBUSのリップル電圧が見られます:

VBUS Ripple
VBUS Ripple Panel

2.1.1 サンプルレート

スクロールバーをドラッグすると、サンプルレートを設定できます。

2.1.2 サンプル深度

スクロールバーをドラッグすると、サンプル深度(サンプルあたりのポイント数)を設定できます。

2.1.3 トリガーエッジ

トリガーエッジを設定します。

2.1.4 トリガーモード

トリガーモードを設定します。

2.1.5 エッジレベル

トリガー電圧を設定します。

2.1.6 グラフエリア

グラフの一つの点をクリックすると、その点の詳細が見られます。

ドラッグすると、グラフを移動します。

ホイールスクロールでグラフの一部を拡大・縮小できます。

2.2 Luaスクリプト

この機能の詳細については こちら

LuaScript

2.2.1 メモリ状態

メモリの状態をここで確認できます。

2.2.2 ローカルスクリプト

ここにさまざまなコード例があります。

2.2.3 ターミナル

スクリプト、インタプリタなどの出力はここにあります。

2.2.4 コード

現在読み込んでいるコードです。緑色のボタンを押すとダウンロード・実行します。

2.2 急速充電のトリガー

メータ本体ではなく、PCソフトで急速充電のトリガーできます。

FastChargeTrigger

2.3.1 プロトコルの選択

FastChargeTriggerSelectProtocolpng

ここでプロトコルを選択します。

2.3.2 プロトコルのプロパティ

FastChargeTriggerProtocolProperty

選択したプロトコルのプロパティを見られます。

2.3.3 調整

緑色のスタートボタンをクリックすると、電圧と電流制限を設定できます。

FastChargeTriggerAdjustmentpng

2.4 PDリスナー

PDリスナーを使えば 、以下の流れで操作してください:

  1. メータ本体のPD通信スイッチをONにする。
  2. USB-C to Cケーブルで充電器とメータと接続します。
  3. 緑色のスタートボタンをクリックします。
  4. 他のUSB-C to Cケーブルでメータをテストする機器に接続します。
  5. 数秒経ってもメッセージが出ない場合、メーター側のUSB-Cプラグを裏返して再接続してみてください。
PDListener

2.4.1 メッセージ

メッセージをクリックすると、そのメッセージの詳細を見られます。

PDListenerPacketDetails

2.4.2 データブジェクトの詳細

データブジェクトをクリックすると、そのデータブジェクトの詳細を見られます。

PDListenerMessageDetails

2.4.2 ファイル操作

PDリスナーストリームを読み込んだり、ファイルへ保存したりできます。

PDListenerFileOperations

2.5 モジュール

モジュールパネルには、ソフトウェアから利用可能な拡張モジュールが含まれています。

2.5.1 負荷コントローラ

ここで負荷モジュールを操作できます。

LoadModuleStatus

負荷モジュールの状態と能力を確認できます。

LoadModuleModes

負荷モジュールは以下の手順で使えます:

まずは、負荷のモードを選択します。

モード説明:

定電流定電流モード。通常にデバイスのエージングテストと容量テストで使います。

定電力定電力モード。通常にデバイスのエージングテストと容量テストで使います。

ランプアップムード:このモードでは、指定された開始電流から、指定された停止電流まで、指定されたランプ速度で負荷が徐々に増加します。通常、電源のV-Iグラフと最大負荷能力を見る時に使います。

LoadModuleParameters

負荷のモードを選択したら、次に負荷のパラメータを設定します。

LoadModuleStart

最後に、緑色のスタートボタンをクリックします。

2.6 システム

2.6.1 ファームウェアの更新

更新をクリックするとファームウェアの更新ができます。通常20秒ほどかかります。System

2.6.2 スクショ

Screenshot

スクショボタンをクリックすると、現在のメータ本体の画面が見られます。グラフなど一部の画面は正しく表示できません:(。